マイホームを建てる際、大手ハウスメーカーだから保証が安心!
そんな風に考えている方は非常に多いと思います。
かく言う私たちも、そうでしたから。
でも、その中身について、よく理解してハウスメーカーを決めた方なんて、あまり居ないんじゃないでしょうか。
それでは、その(結構えぐい!)中身についてお話します!
Table of Contents
建物長期サポートシステム 基礎構造躯体60年保証
私たちが三井ホームに決めようと思ったとき、また契約を結ぶとき、この保証内容については全くと言って良いほど話題に上がりませんでした。
なんとなく分かっていたのは以下の2点くらいでしょうか。
- 工事の際、施主支給のものを取付して貰うと、それは保証対象外となる。
- 大手ハウスメーカーだから保証が安心!(知らんけど(-ω-)/)
それは或ることをきっかけに【三井ホームの保証ってどうなってるの?】と疑問を抱きます。
2021年9月18日から始まったハウスメーカー選び
そして、同年11月28日に三井ホームと契約締結
家づくりのための打合せを経て、着工前最後の打合せ 2022年4月10日
そこで、あるものを渡されました・・・。
キープウェル60 メンテナンスプログラム
えー!なにー?それー(@_@;)!?
ま。家を持つということは、メンテナンス費用が掛かるってことくらい分かっています!
驚いたのは、その中身、金額です!!
キープウェル60 メンテナンスプログラムの中身
さて、最後の打合せの際に貰った資料というのがこちらです。
はい。出来るだけ簡略に、読者さんが疲れない程度に説明したいと思います(;´・ω・)
最初に結末を言うと
60年間のメンテナンス費用に
31,096,615円 必要ですよ!
と、書かれています。
その内訳の中に、【保証継続必須メンテナンス】というものがあります。
つまり、最低でも『ここのメンテナンスは施主が有償でメンテナンスを継続しないと、三井ホームの60年保証は適用しませんよ!』というものです。
キープウェル60 その中身について
その中身は以下の通りです。
- 防蟻処理・・・10年毎に実施(費用は約30万円)
- 木製サッシ、木製トップライト・・・10年毎に実施(10年毎に約4万円、30年目は19万円)
- ユニットバス・・・10年毎に実施(費用は約2万円)
- 屋根・・・30年毎に実施(費用は約280万円)
- 外壁・・・20年毎に実施(費用は約70万円)
これら上記の合計は、60年間で10,183,575円です。
わぉ(゚Д゚;)!
その他、工事のための仮設足場費用などは別途かかります。
それらに加えて、玄関建具やその他建具、給排水配管、雨どい、空調機器、IHクッキングヒーター、換気扇、配線関係、給湯器、風呂釜等、については約10年毎に交換という想定になっているため、それら全ての項目を含めると31,096,615万円になります。
ちなみに、10年目で掛かる費用は、3,311,200円!
さらに、20年目で掛かる費用は、4,881,980円!!
さらにさらに、30年目で掛かる費用は、7,208,888円!!!と記載されています。
※もっと詳しく知りたい方、いらっしゃったらコメント下さいね!別途に記事でまとめますから。
じゃぁ、そもそも60年保証って何??
メンテナンス費用にそんなにもお金が掛かる!
とすれば、そもそも60年保証って何を保証してくれるの?
と思いますよね?
はい。私もこの資料を読んだ後に気になって契約書を引っ張り出しました(*‘ω‘ *)
パラパラーっとページをめくると
ありました!
おや。基礎構造躯体60年保証※
※保証基準3に基づくメンテナンス工事の実施が前提です。
と書かれています。
ふむふむ、さっきの【保証継続必須メンテナンス】というやつですな。
その中身に目を通しますと
三井ホームの保証基準
1.保証事項に、以下のように書かれています。
(※理解しやすいように本文を一部変換します)
『保証事項のいずれかに該当する現象が発生した場合、本書記載の適用除外項目、共通免責事項に基づいて、保証の対象であると判断した場合、無料で補修します。』
それでは、その項目の一部を公開いたします。
あれれ。
60年保証って高らかに謳っていたのは『基礎と構造躯体』だけなんですね!
そして適用除外等について見てみますと
- コンクリートの収縮に起因する構造上支障のない幅0.5mm未満の亀裂
- 地盤調査の結果を基に、当社が必要と判断した基礎補強または地盤改良などを当社の施工で行わなかった場合
- 隣地の盛土・掘削等に起因するもの
- 調査時に発見しえない地中埋設物等に起因するもの
共通免責事項
そして、共通免責事項というページも見てみます。
冒頭、1-(1)に書いてますね。
メンテナンスプログラムに基づく維持管理を実施しないことに起因するもの
つまり、有償でちゃんとメンテナンスしないと保証対象じゃないよ!ってことです。
簡略に、かつ記載事項の一部を挙げると以下の通りです。
- バルコニーに植栽や室外機を置いたことによるものは保証外
- ピアノや本棚など、不適切な配置・使用によるものは保証外
- 施主支給されたもの、および三井ホームじゃない業者が施工したものは保証外
- 長期不在により維持管理が出来ていなかった場合は保証外
- 自然現象・災害・火災によるものは保証外
- 経年劣化で機能上差支えないものは保証外
- 藻・カビ・雨だれの発生によるものは保証外
このように、読むのが疲れるくらい色々書いてます!
そう考えると、60年保証のお世話になることなんて無さそうですよね(-ω-)/
点検について
それから、三井ホームの無料点検について触れておきます。
三井ホームでは保証基準に基づく点検を以下のとおり実施してくれます。
- ①保証開始後 2年(無料)
- ②保証開始後 10年、20年、30年(無料)
- ③保証開始後 40年、50年、60年(有料)
その他に3ヶ月と5年に訪問し、所有者の任意のもと無料点検を行ってくれます。
これら無料点検があるということについては打合せの際に何度か聞いておりました。
しかし、あくまでも無料は点検までであって、何かあれば有償になる可能性があります。
60年保証以外の保証について
基礎、構造躯体は60年保証となっていましたが
それ以外の部分について、気になった項目を一部紹介します。
- 屋根防水・・・保証期間10年毎(枯葉詰り、雪下ろしによる損傷、凍結凍害によるもの、暴風雨や豪雨により一時的に進入した雨水等は対象外だそうです。)
- 防蟻・・・保証期間10年毎(メンテナンスプログラムにも10年毎に有償で更新しなさいって書いてあるもんね(*‘ω‘ *))
- 床・・・保証期間2年(2年毎じゃなく2年ね!短っ!)
- 内壁(クロス等)・・・保証期間2年(上に同意!)
あと天井や防露、設備についても大体が2年保証です。
そして、床に関して適用除外項目に記載されている内容にびっくり!
『距離が3m以上離れた2点間で5/1000以下のレベル差』
つまり、3m離れたところで、1センチ5ミリ床が傾いたって保証の対象じゃない!
ということですね。
えぐいですねぇ(#^.^#)
あまり詳細に書くと読者さんも疲れるでしょうから、ダイジェストにまとめさせて頂きました。もし気になることがありましたら追加しますのでコメント下さいね(*‘ω‘ *)☆
またね♪
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家、もう一軒建っちゃうじゃん!!